ものもらい、できもの
ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)とは?
「ものもらい」とは、まぶたにできる小さな腫れやできものの総称です。
医学的には、主に次の2つのタイプがあります。
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)
いわゆる「ものもらい」の中でも、細菌感染が原因で起こるタイプです。
まぶたの縁にある汗腺や皮脂腺、まつ毛の根元に細菌が入り込み、赤く腫れて痛みを伴います。
腫れた部分が熱を持ち、押すと痛みを感じるのが特徴です。
霰粒腫(さんりゅうしゅ)
まぶたの中にある「マイボーム腺」という脂を分泌する腺が詰まり、慢性的に腫れてしまう状態です。
霰粒腫は痛みを感じにくいことが多く、コロコロとしたしこりが残る場合があります。
腫れが大きくなったり、長引いたりする場合には、手術での切除が必要になることもあります。
できもの(眼瞼腫瘤)とは?
まぶたにはさまざまな種類の「できもの(腫瘤・しゅりゅう)」ができます。
多くは良性(悪性でないもの)ですが、中には注意が必要な腫瘍もあります。
よく見られるものとしては以下のようなものがあります。
- 脂肪のかたまり(脂腺腫、黄色腫など)
- ほくろやいぼ(母斑、乳頭腫)
- 加齢による良性のふくらみ(汗管腫、稗粒腫など)
- まぶたの皮膚がん(基底細胞がん、脂腺がんなど) ※まれに見られますが、悪性の可能性もあるため注意が必要です。
「できものが大きくなってきた」「形や色が変わってきた」「急に出血した」などの初見がある場合は、切除して病理検査に提出する必要があるため、必ず受診をおすすめします。
ものもらい・できものの治療方法
- ものもらい(麦粒腫)の場合は、抗菌薬の点眼や内服、腫れが強い場合は膿を出す処置を行います。
- 霰粒腫は、自然に吸収されたり、目薬や軟膏で治ることもありますが、残る場合は切開して内容物を取り除く処置が必要です。
- できものの場合は、種類を見極めた上で、経過観察・手術による切除・病理検査(顕微鏡での検査)を行います。
まとめ
まぶたのできものには軽いものから、早めの治療が必要な腫瘍まで、さまざまな疾患が考えられます。当院は手術を専門とするクリニックであり、切除や生検して病理検査へ提出するなどの対応が可能です。気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
